設計の仕事は3つに分かれる

■設計に関わる3業者

 

建物を建築するには、必ず設計が必要になります。

 

設計は建築の第一段階です。

住宅設計このプロセスには、「意匠業者」「構造業者」「設備業者」の3者が携わります。

 

3つのプロセスに携わるそれぞれの役割を見ていきましょう。

 

【意匠業者】
建物のデザインの専門家です。建築主の要望をもとに、建物の外観から内装、インテリアまでをデザインします。建物のデザインは、建築主のもっともこだわるところです。建築主のイメージと実際の出来上がりに違いがないように、綿密に打ち合わせを行います。

建築デザイナーという言葉を聞いたことがあると思います。その人たちは建築デザインを建築主に伝える重要な役割です。

実際に依頼をするときはしっかりと要望に応えてくれる意匠業者へ依頼しましょう。

【構造業者】

建物の安全性を考える人たちのことです。地盤、気候など建物を建てる土地の周辺環境や耐震性、建築主の予算などを確認しながら、建物に最もふさわしい構造と、それに必要な材料を提案します。地盤の状態を調べたり、気候による環境を調査したり、永く住む土地についての調査は構造業者も行います。

【設備業者】

住宅に必要な設備の専門家です。電気の配線や水道管、ガス管など実際に建物の中で生活をするために必要な設備をどう配置するかを考える人のことです。生活スタイルに合わせた安全な配置はどのようなものかを確認しながら住宅設備を配置します。

 

高層ビルの建築意匠業者、構造業者、設備業者の三者は、緊密に連携を取りながら作業を進めます。

 
これはITのシステム開発ではアプリケーションの設計、ソフトウエアインフラの設計、ハードウエアインフラの設計に相当しますね。非常によく似ています。現在はクラウド、仮想化の時代に入ってインフラがクラウド上で自由に増減できることは、裏を返せばシステム開発にはどの設計も必要になってきているそうです。
 

どのプロセスでも連携が取れていれば、使いやすい安全な住まいを創ることができます。

 

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