現在では必須の建材メーカー

1980年頃までは家を建てるとなると、かなりの工期が必要でした。その頃は一般的な木造住宅の場合、柱や梁の継ぎ手、墨付けに従って大工さんが手工具で加工していたのです。窓やサッシ、玄関ドアなどは規格がありましたが、その他はほぼ手作業です。外壁はモルタルが多く、職人さんがつくるのが普通でした。屋根もトタン屋根などは現場で加工しての施行です。お部屋の壁も漆喰となれば、これまた職人さんの出番です。

 

 

工場

ところが1990年頃から様子が変わってきます。外壁はサイディングが普及し、木造軸組住宅用部材
はほとんどがプレカット、床材も、内壁も、ほとんどの建材が規格化されています。一般的なお住まいだけでなく、ビルといった大型の建物、物置やカーポート、ほとんどの建物がプレハブ化しています。従来は現場合わせで加工されていたものが現在はほぼ工場で加工されています。以前よりも建材メーカーの工場で造られたり、加工されたりするものが多くなったのです。

 

工場では同品質の同一製品の大量生産が可能です。これによって建材の低コストが可能となりました。またプレカットは工期の短縮を可能にしました。これによって人件費も抑えられます。現在の建物は建材メーカーがなければ成り立たない状態です。

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